実はベートーベンは耳が聞こえていたという説があります。
20歳代後半ごろより特病の難聴が徐々に悪化。26歳の頃には中途失聴者になりました。
耳硬化症という伝音性の難聴であり、中耳の耳小骨の「ツチ・キヌタ・アブミ」の内のアブミ骨が固まってしまい振動を伝えなくなってしまった為に音が聞こえなくなる難病です。しかし、耳硬化症に特有の、人の声は全く聞こえなくなるが、ピアノの高音部は振動を僅かに感じることが出来る性質にあると考えられます。
又ベートーベンは歯とピアノの鍵盤をスティックで繋ぐことで、ピアノの音を聞いていたという逸話もあります。現代では耳硬化症は手術によって劇的な聴力改善が期待できる難聴です。もしベートーベンが手術ができ聴力が改善したらどんな曲が誕生していたのかと思いますが、当時、強靭な精神力をもって苦悩を乗り越えてきたからこそ素晴らしい曲が作れたのではないかとおもいます。
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ばなな (金曜日, 30 9月 2022 12:31)
ファ(^^)/