耳あな補聴器を購入する場合ほとんどがオーダーメイドで作ります。
このオーダーメイド補聴器は自分の耳の形に合わせて作ります。
それでは、どうやって補聴器が作られるか見てみましょう。
1・カウンセリング
お客様の難聴の原因・難聴を自覚した時期・特に聞えに困っている状況・補聴器を使いたいところなどを聞いてから聴力測定、語音弁別測定を実施します。
その後、今の聞こえはどんな状態か説明し相談しながら補聴器を選んでいきます。
今回は耳あな補聴器を左耳に付けることにしましょう。
耳の形をとる(耳型採取)
歯医者さんにある歯形を摂る粘土のような物で耳の形を摂ります。
白のA剤と緑のB剤を混ぜて注射器に入れ耳に流し込みます。その時に、耳の奥に薬剤がに入らないようストッパー(小さなスポンジや綿など)を耳の奥に入れます。この作業は耳を傷つける危険性がある為、認定補聴器技能者にお任せするのをお勧めします。
夏場は早く固まる為スピード勝負になります^^冬は逆に固まりにくいので環境によっては、お客さんを待たせてしまう場合もあります。
固まるとこんな感じになります。
この耳型を丁寧に包装して送ります。
この時に聴力データやお客様のお耳の情報を書き込みます。
製造する
送られてきた耳型をスキャンし3Dプリンターを使用して作ります。
耳の形は千差万別なので3Dデータで確認しながらマイク・アンプ・レシーバーなどの位置をその人に応じて組み立てます。
この作業は熟練された技術者によって作られ、厳しい検査を合格したものだけが出荷されます。期間は約6日間で完成させます。
お渡し
出来上がった補聴器がこんな感じです。
注文から納品まで一週間から10日程かかります。
これからが認定補聴器技能者の腕の見せ所!お客様が心地よく聞こえるよう補聴器を調整します。
その後、定期的に補聴器の点検・調整しながら経過を見ていきます。
お客様との長いお付き合いが始まります。