耳鳴りには多くのタイプがあります
耳鳴りとは、耳の中でノイズが聞こえることを指す医学用語です。ノイズの性質、高さ、音量は人によって異なります。耳の中で笛が鳴るような音、シューッという音、うなるような音、鈴が鳴るような音といった表現が多く使われます。
自覚的な耳鳴りと他覚的な耳鳴り
耳鳴りは、自覚的な耳鳴りと他覚的な耳鳴りに分類できます。
タイプと程度
ノイズが一時的であり、すぐに消失する場合(大音量のコンサートの後など)は、急性耳鳴りと呼びます。しかし何百万人もの人々にとって、そのノイズは一時的なものではなく、それが慢性耳鳴りへとつながっていきます。耳鳴りがいらいらの原因にはならないという人がほとんどですが、5人に1人程度は、耳鳴りを不快なもの、あるいは耐えられないものと感じています。多くの人が耳鳴りによるストレスを抱えているために、生活の質が損なわれています。
耳鳴りは症状であり、病気ではありません
耳鳴りは、聴覚処理系の問題の現れであり、実にさまざまな病気のパターンに関連付けることができます。耳鳴りに悩む人のほとんどが、聞こえにくさも感じています。
生理学的要因の特定
聴覚系のダメージのほか、顎関節の機能障害(歯ぎしりなど)や慢性的な首の筋肉の緊張によっても耳鳴りが起こる可能性があります。
耳鳴りの原因としてストレスが挙げられることが多いですが、今のところ、ストレスが耳鳴りと関連していることを示す科学的根拠はありません。しかし、耳鳴りはストレスの原因となり得ます。緊張すると、ノイズの感じ方が激しくなります。
医薬品によって耳鳴りが誘発される場合もあります。その薬を止めると、通常は耳鳴りも消失します。しかし、一部の医薬品によって大きなダメージを受け、それが慢性耳鳴りの原因となる可能性もあります。
耳鳴りの診断
耳鳴りは、人によって感じ方が異なるため、正確な診断が非常に重要です。まず、原因を医学的に治療できるかどうかを判断します。そのために診断には、耳鼻咽喉科の専門医による様々な検査を行う場合があります。耳鳴りの高さや音量は、特殊な診断テストで判定することができます。また、聴覚テストによって難聴併発の有無が明らかになります。
耳鳴りを起こしている要因はある程度みつけられるようになってきています。耳鳴り患者の脳スキャンでは、左聴覚皮質の部分に代謝活動の亢進が認められます。これは、耳鳴りが聴覚だけに関連するものではないことを示しています。
耳鳴りの影響
症状をコントロールする
耳鳴りが生活にどの程度影響するかは、ノイズの音量、頻度、継続時間、その人が個人的に耳鳴りをどう感じるかなど、さまざまな要因によって異なります。耳鳴りそのものは、痛みと同様にひとつの症状として認識されています。原因を治療することが目的である病気とは異なり、耳鳴りは、ひとつの状態として処置することしかできない場合がほとんどです。耳の中のノイズのコントロールが主な問題となります。耳鳴り自体は病気ではないとしても、それが病気の一端となることも考えられます。耳鳴りが酷いと、耳鳴りによる負担が睡眠障害や恐怖感、ふさぎこみの原因となる場合があります。
耳鳴りをコントロールする方法
耳鳴りのノイズは不快感を伴います。また、自分の意思に反してその音を意識してしまう傾向があります。「耳の中の敵」とは、的を射た表現です。実際に、それが悪循環の始まりだからです。最初は、休息を取ろうとして社会的な接触を避けようとするかもしれません。しかし、このように引きこもることで、聴覚的な刺激、社会的接触、およびその他の気晴らしも制限されることになります。そのため、耳鳴りに意識が集中しやすくなります。すると、耳鳴りに対して何もできないという無力感が高まり、さらに酷くなるのではないかという恐怖感も相まって、脳は意識して耳鳴りを認識するようになります。このような悪循環を断ち切る必要があります。耳鳴りをスポットライトの下から押し出し、主導権を勝ち取らなければなりません。
耳鳴りの管理
耳鳴りの対処方法を知る
具体的な原因が特定されていなくても、耳鳴りに対処することができます。習慣や姿勢を変えることで耳鳴りに対処し、日常生活において耳鳴りに煩わされないようにする方法はたくさんあります。耳鳴りの管理の項目では、耳鳴りに対する新たなアプローチを採用するさまざまな方法を取り上げています。
たとえば、いわゆる耳鳴りの認知行動訓練は非常に有望です。この方法では、個人的な考え方や感情が決定的な役割を果たします。さまざまな内容の訓練セッションにより、自力で対処する力を高めます。訓練では、的を絞った情報、人の行動の分析、実習、およびプラスの経験に重点が置かれます。耳鳴りの認知行動訓練では、次の項目を重視します。
詳しい学習
習慣の変更
聞こえの再学習
技術的な解決策
耳鳴りを背面に押しやる
最新技術が耳鳴りの抑制に役立つ場合があります。その主要原理は音刺激です。つまり、脳に音を聞かせることで、脳が耳鳴りではなく外部の音に集中できるようにするということです。
補聴器
補聴器を付けると、聞こえが良くなり、耳鳴りも緩和するケースがほとんどです。聞こえがよくなれば、耳鳴りを無視しやすくなるからです。補聴器は、周囲の音を増幅して耳に送ります。これによって、装着者は周囲のノイズや音に集中しやすくなります。聞こえが心地よいという印象に注意が向けば、耳鳴りが緩和されます。多くの場合、補聴器の利用者は、補聴器のスイッチを入れるとすぐに耳鳴りがほとんど、あるいはまったく聞こえなくなります。
サウンドジェネレータ(音響治療器)
サウンドジェネレータ(音響治療器)は主に難聴のない人を対象としています。見た目は補聴器に似ていますが、周囲の音を増幅するものではありません。これは、耳鳴りから意識を逸らすための小さな騒音(治療音)を発生します。一般的に、サウンドジェネレータによって耳鳴りが大幅に緩和されます。
耳鳴り複合装置
補聴器は実際の周囲の音を増幅することしかできないため、非常に静かな環境では耳鳴り治療ツールとしての有効性に欠ける場合があります。このような場合は、サウンドジェネレータ機能付の補聴器が有効です。静かな環境では、サウンドジェネレータが小さな騒音を発生させ、耳鳴りから患者の意識を逸らすことができます。シーメンスの補聴器には、補聴器のみの機能、サウンドジェネレータのみの機能、あるいはその2つの組み合わせなど、さまざまな聞こえのプログラムが搭載されており、ボタンで選択することができます。
耳鳴り対処機能のついたシーメンスの補聴器
耳鳴り対処機能の詳細:
耳鳴りと暮らすヒント
耳鳴りは克服できますので、元気を出してください。前向きな姿勢が非常に有効です。リラックスするテクニック、積極的な社会活動、スポーツや趣味は、耳鳴りがあったとしても、自分が自分の生活の主導権を握るをサポートしてくれます。最近、シーメンスが耳鼻咽喉科の医師、心理学者および音響の専門家と共同で作成した、実践的なヒントをここにまとめました。
聞こえの仕組みの再学習
意識して周囲の音に耳を傾けてみましょう。お気に入りの音楽でも、梢に留まる鳥の声でも構いません。耳に入るさまざまな音の印象はすべて、耳鳴りから意識を逸らしてくれます。
よく眠るためのヒント
日中に活動的であればあるほど、夜は眠りに入りやすくなります。夜に紅茶やコーヒーを飲んだり、重い食事を取るのは避けましょう。アルコールや睡眠導入剤では、質の良い睡眠は保証されません。就寝前にお風呂に入るのはよい方法です。
アクティブになろう
家族や友人と生活を楽しみましょう。そして、さまざまな活動を取り入れてプライベートライフを充実させてください。心を広く持ち続けましょう。自分は幸せであると感じさせてくれるものや、生活の楽しみがあれば、耳鳴りに生活を支配されないようになります。
静寂を避ける
休息は必要です。ただし、完全な静寂は、耳鳴りに主導権を明け渡すことになるため、避けるようにしてください。楽しい音の刺激、音のライブラリー、リラックスできる音楽などがよいでしょう。
身体の健康の促進
スポーツをしている人は健康的ですが、これは耳鳴り患者にも当てはまります。楽しくできるもの、自分の身体的健康を試せるものがよいでしょう。スポーツ中に耳鳴りが大きくなったように感じても、心配することはありません。
効果的なリラックス方法の学習
まさに耳鳴りは緊張の原因となるため、リラックス方法を学び、定期的にそれを実行することが重要です。フェルデンクライスメソッド、ヨガ、太極拳、気功などのリラックス方法が推奨されます。
耳鳴りは突発性難聴の原因ではありません。突発性難聴の後に耳鳴りが起こる場合はありますが、耳鳴りによって突発性難聴が起こることはありません。
耳鳴りがあると聞こえも悪くなることはよくありますが、難聴の原因にはなりません。聞こえに問題がない人にも耳鳴りが生じることがあります。
それは、耳鳴りをどのように管理しているかによります。耳鳴りには身体的(神経生理学的)原因がありますが、その影響の程度は、耳鳴りという経験を脳がどのように扱っているかという点に大きく左右されます。人の知覚は、気の持ちようによって異なる場合が多いのです。
TRT(耳鳴り再訓練療法)について
TRT は、ダイレクティブカウンセリングと音響療法の 2 つで基本的に構成されています。
1.
ダイレクティブカウンセリング(Directive Counseling)
医師によるカウンセリングと言われるものです。一般的に、
● なぜ耳鳴りが聞こえるのか(実は、多くの人が耳鳴りを経験している)
● 患者さんの耳鳴りはどういうものなのか
● どうして耳鳴りがひどくなるのか(なったのか)
● これからの治療ではどのようなことをするのか
などを、医師が患者さんの主訴を聞き、随時、治療上必要となる説明や知識・情報を提供します。
患者さんは、耳鳴りに悩むあまり、耳鳴りに対する誤った理解や認識をされている事があります。また、耳鳴りは不快感を刺激するため、気づかないうちに患者さんが自分で他の健康不安などと結びつけて自己判断や間違った思い込みをしがちです。実は、これらが悪循環の形成に大いに関係しています。
従って、ダイレクティブカウンセリングは、悪循環を断ち切るための重要な医師による手技となります。TRT
では後述の音響療法よりも重要視されています。その意味では、医師とのコミュニケーションをよく取るという姿勢は患者さんにとって大事なことです。
2.
音響療法(Sound Therapy)
TRT の音響療法では、耳鳴りと耳鳴り以外の音(一般的には音響的ノイズ)を一緒に聞くことで次の 2 つを目指しています。
● 相対的に耳鳴りの音を下げる
● 耳鳴りの音から意識をそらす
音響療法に用いる医療機器について
TCI
に代表されるサウンドジェネレーター、補聴器、そして最近では、サウンドジェネレーターと補聴器の機能を併せ持つコンビネーションタイプの
(※3) Life Combi
があります。
(※3): Life Combi
とは
まずはじめに、耳鳴りと内耳神経性難聴について触れます。
耳鳴りの原因が内耳の問題だけではなく中枢側に起こる悪循環にあるという点に注目したのが TRT
の考え方の基礎となる部分ですが、内耳の外有毛細胞の障害が耳鳴りと関係するという点は、誰もが認めています。この細胞が害されると、内耳神経性難聴となります。よく知られている加齢による難聴も実は、この外有毛細胞が年齢を重ねるにつれ、傷んだり劣化して起きます。
加齢性の難聴以外でもさまざまな内耳神経性難聴があります。
近年、このような内耳性難聴を補聴器などでケア(リハビリテーション)することで、重症な耳鳴りも改善できることが分かってきました。そのための医療機器として
Life Combi
(補聴器とサウンドジェネレーターがひとつになった耳鳴り治療器)が登場しました。
特に、Life Conbi
にはミックス機能という設定があり、補聴器として難聴の問題をカバーしながら背景に治療音が流れるという利点があります。補聴器として使用、サウンドジェネレーターだけで使用、そして両機能を使用するミックス機能、という 3
つの設定を小さなリモコンで操作できます。
音響療法の要点について
サウンドジェネレーターなどから発する治療音(音響的ノイズ)は、耳鳴りを完全に遮蔽してしまうほど音量を上げてはいけません。耳鳴りが僅かに感じられるレベルに音量をコントロールするのが理想です。この状態を続けることで、耳鳴りの音に慣れ、耳鳴りが気にならなくなるための、「治療音による訓練」をします。
また、治療音は一生懸命集中して聴こうとするのはよくありません。「聞き流す」あるいは BGM を聴くようになんとなく聴いていれば良いのです。
治療音は選択できますが、患者さんが心地よく感じるものが最適です。どれを選択したら良いか分からない場合は、聞いていて楽な音、嫌でない音、長時間聞いていられそうな音を選べば良く、選んだ音によって治療が早く進んだり、早く良い結果になるということはありません。ご自身の耳鳴りの音とよく似た音を選ぶものだと勘違いしている方もいらっしゃいますが、それは避けなければいけません。
音響療法に用いる各医療機器のフィッティングについて
フィッティングは、TRT
を実施している医療機関でして下さい。治療法については、医師が検査結果や診断結果に基づいて適応を判断します。もちろん、患者さんが TRT
を希望することはできますが、必ずしもすべての耳鳴り患者さんに TRT
が適応するわけではありません。
また、各機器の患者さんへのフィッティングは、医療機関内での担当者が行います。患者さんそれぞれに異なる調整となりますが、原理原則は前述の音響療法の要点にある通りです。
耳鳴りの信号自体は、それほど強いものではないことが医学的には分かっています。しかし音を感じるのは最終的に脳であるため、脳が「とても大きく辛い」と感じている以上、耳鳴りは大した音ではないと言っても解決になりません。音響療法とは、別の音の力を用いて耳鳴りがそれほど大きいもの(音覚)ではない、という学習(訓練)をしていくものです。決して難しいものではありませんが、医師とのカウンセリングとあわせて、TRT 全体および音響療法について正しく理解をされた上で機器を使用し、治療が軌道に乗ることで良い結果に結びつくものと考えます。
TRT(耳鳴り再訓練療法)とは?
TRT とは、Tinnitus Retraining Therapy の頭文字をとったものです。
1980
年後半に Pawel J Jastreboff
によって神経生理学的耳鳴りモデルという理論が提唱されました。
このモデルでは、耳鳴りが生活に支障が出るほど、場合によっては生活自体を困難にするほどまでひどくなるかについて、内耳などの末梢側の問題ではなく、中枢(脳)側を中心に (※1)耳鳴りを大変意識(警戒)する悪循環のネットワークが形成されることを説明ています。この悪循環さえ断ち切れば、耳鳴りの消失はできなくとも、患者さんは耳鳴りに支配された生活から通常の生活に戻れるという考え方を提唱しました。
TRTは、この神経生理学的耳鳴りモデルに基づき、1990 年前後に Hazell JWP によってロンドン(英)で、そして Jastreboff 自身の手でも米国で始められた治療法です。(治療法の詳細については、「TRT について」をご覧ください。)
(※1)耳鳴りを大変意識(警戒)する
:
私たちは自動車の音やエアコンの送風ファンの音など、実際には聞こえてはいてもこれらの音を意識することはありません。これは脳が必要な音だけを自動的に取捨選択し、無害な音や重要で無いと感じた音は、聞こえていても意識まで到達しないようにしているからです。
逆に、耳鳴りを意識してしまうということは、「危険な音、あるいは注意すべき音」として脳が選択をしてしまっているからです。これは、脳が異常という意味ではありません。耳鳴り経験者は多く、耳鳴りがあってもそれほど気にならないという人も多くいます。
TRT
の対象となるか否かは耳鳴りがどの程度生活に悪影響を及ぼしているかがポイントになります。したがって、TRT
は「耳鳴りを意識しないように訓練する」そして、耳鳴りに「慣れる」ということに焦点を当てた治療法です。
TRT の対象となる耳鳴りの患者様
TRT の目的
この治療法で目指すところは、耳鳴りに対しての(※2)順応です。つまり、耳鳴りがあっても気にならない状態に患者さんを導く(悪循環から抜け出る)ことにあります。
(※2)順応:
TRT
の適応患者さんの治療経過では、「初期の順応」と「最終的な順応」があります。
「初期の順応」:
この段階では、まず苦痛が断ち切られるというのが大きな特徴です。
患者さんが以前よりは楽になったと感じる状態です。
ただし、耳鳴り自体の大きさが劇的に変化して和らぐということではありません。調子が良いときもあれば、調子の悪いときには耳鳴りは大きいと感じることがあります。おおむね 6
ヶ月前後で 70%から
80%の
TRT
適応患者さんが「初期の順応」に至る とされていて、この数字
(%)
が TRT
の効果としてよく言われているものです。
「最終的な順応」:
TRT
の最終的な目的は耳鳴りへの順応です。
患者さんは耳鳴りの悪循環から完全に抜け出て、比較的静かなところでは耳鳴りは聞こえても、耳鳴りが全く気にならない状態を目指しています。
この状態になると、医療機関での治療は終了となり、再発(再度、耳鳴りがひどくなる、あるいは耳鳴りに苦しめられる)はしない というのが、TRT
の長所とされています。ただし、「耳鳴りの順応」に至るには根気よく治療を継続し、医師の説明、指導をよく聞くことも大切で、初期の順応よりは時間を必要とします。
※シーメンスホームページから引用
ちょっとしたことで電池の寿命を最大限生かす方法があります。
やり方は、電池についているシールを剥がしたら、1分間ぐらいそのまま放置して十分に電池に空気を馴染ませて放電させることです。
シールを剥がしてすぐに補聴器にセットしますと電池が放電の途中のままですので、4・5日で電池切れになる場合もあります。ぜひお試しください。
・冬場の電池使用の注意点・
冬場は、電池性能(寿命)に影響を及ぼす以下の悪い条件が重なります。
(1)石油ストーブやガスストーブ等の暖房機器から発生する二酸化炭素により電解液が劣化する。
(2)気温が低く、本来の電池性能が十分発揮できない。
特に冬場は外部環境からの劣化を軽減するために、以下のような使用上の注意をお願いいたします。
1. 火気を用いる暖房機器を使用する場合や、多くの人がいる部屋では、換気を充分に行って下さい。
2. 電池が冷えている場合は、体温で少し暖めてからご使用下さい。
耳が遠い方とお話しする時「苦手だな」と思ったことはありませんか。
お話のコツさえ掴めば、ある程度難聴の方でもお話しすることができます。
1、視線について。
顔を見て、話に集中させるようにしましょう。
口の動きで会話がわかりやすくなります。
2、話す速さについて。
ゆっくり話しましょう。大きな声で話すよりも、いつもの半分位のスピードで話した方が
聞き取りやすくなります。
3、距離について。
今の距離より近くに行ってお話しましょう。近くに行けば大きく喋らなくても、聞く人には
聞こえるようになります。大きな声で話そうとするほど、言葉のニュアンスが損なわれます。
日常的に、このような話し方が出来て難聴の方と自然なコミュニケーションが取れるのが望ましいですね。
しかし、毎日の生活の中で、上記のような不憫さを感じることがありましたら、
補聴器を利用をおすすめします。
難聴者の聞き取りが良くなれば、今までの会話もよりスムーズになって、お互いが楽になると思います。